メイド型アンドロイドSHEILAシリーズの2号機。
1号機と3号機とは異なる設計思想により製造され
人格移植型という特殊仕様を持つ。
時空の戒律を乱す存在を追って
AOTのある世界にやってきた藤原朔弥が
旧AOT本部(ACE世界でのAOT本部は別の場所に移転)で
ホコリを被っていた2号機を見つける。
あまりの懐かしさに自宅へと持ち帰っている。
藤原朔弥はACE世界で結婚し、妻子持ちとなっていたが
脳死した妻マリアンヌの脳を2号機に移植し息子のリオンの母親代わりとした。
朔弥自身が幼かった頃の1号機のシーラを
懐かしむ気持ちと幼くして母を亡くした息子リオンを想っての行動であった。
人格移植自体は100%の成功には至っておらず
初期の3号機同様の感情のないシーラとなってしまったが
内に秘める魔力にマリアンヌの人格が隠されている。
作中に初めて登場した際には
AOT第4小隊長リオンの補佐役として登場した。
リオンをマスターと呼び、リオンの命令を忠実に従う
初期の3号機と同じ状態となっていた。
ディメンジョン・シフターとの決戦での
AOT本部でラグナロク(生体ユニットがニコラス)と戦った際に
2号機のシーラに秘められたマリアンヌの人格が表に出てきて
リオンの中に眠る朔弥(ニコラス)から受け継いだ光の力を覚醒させるきっかけを作った。
この2号機のシーラはここで跡形もなく消滅している。
メイド型アンドロイドSHEILAシリーズは
モニカ・ランチェスターの姉であるシェリー・ランチェスターがモデルになっている。
この人格移植型は本来であれば
モニカの姉であるシェリーの人格を移植するために造られたのだが、
当時の技術では人格の移植がうまくいかなく3号機にモニカに対する
シェリーの音声メッセージを埋め込むことが限界だった。
しかし、マリアンヌの場合は本人が非常に強い魔力を有していたこともあり
最終的には上記でも述べているとおり人格移植の再現に成功している。
これは、魔力と息子リオンへの気持ちが
非常に強かったことが起因となっている。
なお、製造番号は
「エックス・ダブルゼロ・ツー・シーラ」と読む。
登場する作品
時の冒険者3 ~愛は惜しみなく与う~
時の冒険者ACE外伝2 ~時空を越えた愛のカタチ~