時空神サトゥルヌスより直接魔力を与えられた存在であり
時の冒険者の初代隊長を務め、時空神の野望を打ち砕いた実力者。

配偶者が大天使ミカエルの神憑りを受けた女性であったため
曾孫である朔弥と朔翔に大天使ミカエルの神憑りの力や
時空神サトゥルヌスより与えられた魔力が遺伝していることに気付いている。

青年期よりも少し身長が縮んでいるのは腰が曲がってしまったためである。

時の冒険者ACE外伝2 ～時空を越えた愛のカタチ～

物語冒頭で将来、自分の遺志を継ぐであろう
幼い双子の朔弥と朔翔に自分が若かったころに
時の冒険者として戦ってきた話をしていた。

これは、いずれ訪れるかもしれない
新たな戦いに備えて時の冒険者の系譜を
受け継いでもらいたい想いからだった。

そして、その三日後に天寿を全うしている。

そこから10年の年月が経過し
朔弥と朔翔にとっての大切な者たちが
時空の戒律を乱す者に襲われたことで傷付いてしまう。

そして、その存在を追うために
朔弥と朔翔は宗介の墓の前で力を同調させ始めると
二人を光が覆い、亡くなった藤原宗介の思念が現れる。

朔弥と朔翔は時空の戒律を乱す存在を追うために
並行世界間の転移の方法を宗助に尋ねるが
初代AOT司令との間に決めた並行世界間の移動の禁止の掟が
あるからと教えることはしなかった。

その理由は記された記録と実際に刻まれていく歴史が
大きくズレてしまう可能性があるからであった。

しかし、直接は教えられないと言っても
自分の墓の中に二人を導くモノがあるとだけ伝えて消えた。

それは時の術者（クロノス）より渡された時の冒険者の証だった。

掟があるから直接教えるわけにはいかなかったが、藤原宗介の個人的な想いとしては
『決まりごとを守るのは確かに大事だが、それ以上に大事なこともある』
という言葉を発したことからも、時空の戒律を乱す存在を追ってほしかったということが伺える。