約500年前・・・一般的に行われていた「遺伝子操作出生法」

文明の発展と共に法制度が作りこまれ、この出生法は非人道的な行為とみなされ、その技術は廃止された。

遺伝子操作出生法が廃止されたことで後世へと魔力を受け継ぐ者が消えた。

これにより、現世において歴史からも過去に魔力を持つ者がいたことも抹消されてしまった。

普通の大学生として日々の日常をなんとなく過ごしていた青年がいた。

彼の名は、双葉刹那。

彼は見知らぬ少女が自分に助けを求める不思議な夢を見た。

『現実世界と夢幻世界が・・・共鳴を・・・お願い・・・あなたの力で・・・』

夢の中の少女の言葉に戸惑いを隠せない刹那。

それは、会ったこともないはずの少女の声がどことなく懐かしく感じたことによるものだった。

ある日、大学の歴史学を先行する教授アーチボルドの研究の手伝いで古代遺跡の調査へと向かった。

その調査の中、古代遺跡の中に現れた古代人。それは、夢の中で助けを求めてきた少女だった。

夢・・・それはいつか叶えたいと思う願望。

幻・・・それは実在しないモノが見えてしまうこと。

ここは夢と幻により構成された現実とはかけ離れた心象世界。

人、それを夢幻世界ジェネシスと呼ぶ。

この世界に未だ光を知らぬ宝を追い求める一人のトレジャーハンターがいた。

彼の名は、アル・マムーン。

ある日、とある古代遺跡でギャング集団フーリガンとの古代秘宝の争奪戦が始まった。

争奪戦が繰り広げられる中、突如として現れる古代人の女・・・

そこでアルたちが巻き込まれる事件とは・・・!?